F&Aレポート

F&Aレポート 2023年5月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

野菜は最強のインベストメントである1

 「インベストメント」とは投資。もっと野菜に投資しよう!という本があります。「野菜を食べることは大事」と、誰もがわかっていても、その価値の大きさを知らなさすぎるのだそう。このレポートでなんども紹介している「プイレゼンティーイズム」(出勤していても体の不調でパフォーマンスが上がらない状態)も、原因のひとつは野菜不足にあるというのです。(「野菜は最強のインベストメントである」医学博士 栄養管理士 岩崎真宏著

 野菜不足による損失は、ざっとあげても「精神不安定」「体臭が出やすい」「肌荒れ」「下痢」「太りやすい」「体力低下」「疲れやすい」「免疫低下」「血管リスク」「生活習慣病」「ガンになりやすい」など。その他、慢性的な体調不良、集中力低下からの効率悪化、寝不足、不眠症と、心にまで影響を及ぼすといわれています。

「そんな大げさな…」ではなく「事実」です。体調が悪化して病院にいくと、病名がつけられますが、その病気の経緯をたどれば、多くの場合、食生活と運動不足が関係しています。この食生活については、たいてい「野菜不足」が指摘されます。

<野菜不足の3つの要素>

  1. 量不足 忙しさやダイエットによる1日1?2食の欠食。肉のみ野菜なしの食事により、1日350gという推奨量まで達していない
  2. 質不足 野菜購入時、価格重視で外国産を選んでしまう。昼のコンビニ、夜の外食など、質が低い+保存料など化学物質を含んだ野菜の摂取
  3. 彩不足 野菜料理のバリエーションが少なく、いつも同じ色味の野菜を食べてしまい、バランスよく栄養補給できていない
<野菜にもポートフォリオ(分散投資)しましょう!>

 投資の神様ウォーレン・バフェット氏は言います。
「あなたが車を一台持っていて、一生その車にしか乗れないとしよう。当然あなたはその車を大切に扱うだろう。マメにオイルを交換したり、慎重な運転を心がけたりするはずだ。そこで考えてほしいのは、あなたは、一生、替えが効かない心と体しか持つことができないということだ」

 投資というのは、成功すれば大小さまざまな富を得られると思います。しかし、富が得られたとしても、健康でなければ、富は意味をもたらしません。

 バフェットの言葉にあるように、あなたの資産の土台となっている体は、一生替えることのできないもの。一生乗り続けなければいけないものなのです。

 野菜投資は体への投資、すなわち「資本への投資」です。投資をしている人は、ポートフォリオを大切にしていますが、その投資先にぜひとも「野菜」を追加してください。

 野菜に投資し、体という資本を向上させる。さらに、普段なんとなく出費している浪費を抑え、野菜へ増資する。これを続けることで、さらなるパフォーマンスの向上、精神の成熟を手に入れることができます。

「体が資本」というのは使い古された言葉ではありますが、世の中にある真理のひとつではないでしょうか。

<野菜を食べたら痩せられますか?>

 もちろんです!その理由は3つ。
1、食事の中で野菜の割合が増えると食事全体のカロリーを抑えられる
2、体脂肪を蓄えるホルモンが減って太りにくくなる
3、腸内環境を整え、不要なものを体に溜め込まなくなる

*無理な食事制限や運動などで「体を絞る」これが、一般的に想像しやすい痩せ方ですが、問題は食事制限。絶食や過度な少食への移行は、体に害しか与えません。これは「痩せる」ではなく体に負荷をかけ「痩せ衰えさせて」いるのです。対して、野菜で痩せることは「体から不要物を抜いて、本来の姿を取り戻す」という痩せ方です。体の調子を上げながら、健康的に体重を落とせます。「痩せたらこんな服が着たい」「痩せてこんな自分になりたい」という希望が叶う、願ったり叶ったりのループが生まれるのです。