F&Aレポート

F&Aレポート 2018年6月20日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

効果的な伝え方

 わかりやすく伝えるにはパターンを把握しておくと役立ちます。
今回は、効果的な伝え方に役立つホスピタリティ検定3級の問題をご紹介します。

 秘書から専務への説明で使われている「説明の方法」の組み合わせとして、最も適切なものは次のうちどれでしょうか。

「本日、専務のご予定は3件ございますので、ご確認をお願いします。
1番目は、10時から役員連絡会がございます。1時間程度の予定です。
2番目に、11時半から6階第一応接室で、昼食を兼ねた打合せがございます。
3番目に、午後4時から支店長連絡会。大会議室です。ここでご挨拶をお願いします。」

(1)「ロードマップ」「PREP法」
(2)「ロードマップ」「ナンバリング」
(3)「ナンバリング」「ラベリング」
※ロードマップ:最初に話の全体像(話の要点、ポイント)を伝える
※ナンバリング:話のポイントに番号をふり、聞き手に示す
※ラベリング:話のポイントごとに見出しをつけ、聞き手に示す
※PREP法:P結論point→R理由Reason→E証拠Evidence→P結論の流れで論理的に伝える

<解説>
(1)「本日の予定」という全体像(テーマ)と、「3件」というポイント数を挙げているので、ロードマップを用いています。しかし、PREP法は用いられていません。
(2)(1)で述べた通り、ロードマップを用いています。次に、ポイントに番号をふって順に伝えるナンバリングを用いています。よってこの選択肢は適切です。
(3)ナンバリングは用いていますが、用件に見出しをつけてから説明をしているわけではないのでラベリングにはあたりません。