F&Aレポート
F&Aレポート 2016年9月20日号 Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.
参拝のマナー 一日は神通力が高まる?
「一日参り」という言葉を聞いたことがありますか?これは、一日に神社にお参りすることで、正式には一日の朝一番にお参りすることをいいます。月の初めである一日(語源は月立ち)は、一ヶ月のうちで最も神通力が強い日だそうで、願い事が叶いご利益があると信じられています。とりわけ10月の神無月は、出雲では神在月(かみありつき)と呼ばれ、全国の神様が集まる神在月の一日参りは、各地から集まった参拝客でひときわ賑わっています。この参拝ですが、ここにも作法があります。
- 鳥居をくぐる前に衣服を整え、一礼をしてから境内に入ります。
- 参道は中央を避けて、ゆっくりと歩きます。(中央は神様の通り道です)
- 手水舎で手水をとり、心身を清めます。(手水の手順は下記に追記)
- 神前に進み、軽く会釈をしてから鈴を鳴らします。(邪気を払い、眠っている神様を起こします)
- 賽銭箱に賽銭を入れて「二拝二拍一拝」の作法で拝礼し、軽く一礼して退きます。(出雲大社では「二拝四拍一拝」)
- 右手で柄杓を持ち、水を汲み左手にかけます。
- 柄杓を左手に持ち替えて、右手にかけます。
- 再び柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに水を受けて、口をすすぎます。※ よく見かける光景ですが、柄杓に口をつけるのは厳禁です
- もう一度、左手に水をかけます。
- 最後に、両手で柄杓を立てて柄杓の柄に水を流します。
- 柄杓置き場に柄杓を伏せて戻します。