F&Aレポート
the結婚披露宴「祝電とご祝儀」
秋は結婚式のオンシーズンといってもいいでしょう。最近は、何かにつけて形式ばらないことが良しとされている風潮がありますが、せっかくの晴れの席に参列するなら、基本を知って、身も心も和やかに、臆することなく振る舞いたいものです。
<祝電は数日前に自宅へ届ける>
披露宴に出席できないときは祝電を打ちますが、当日会場に届けるよりも、数日前に自宅へ届けた方が、気が利いていますし、相手に印象を残すこともできます。披露宴当日は、多くの祝電が届くことも珍しくありません。また当日は、新郎新婦、両家の両親は、挨拶などで相当忙しくしています。一通の祝電にゆっくり目を通すなんてことは、まずできないと考えていいでしょう。披露宴に出席する場合は、祝電を送る必要はありません。
<ご祝儀は、大安吉日に本人に手渡しできればベスト>
最近は、披露宴の受付で祝儀を渡す人が珍しくないのですが、祝儀の本来の目的は「お祝いの気持ちを伝えること」です。受付を介すよりも、本人に手渡しをした方が、その気持ちはよりよく伝わります。今は、ホテルや結婚式場での披露宴が当たり前になり、受付で会費を支払うような感覚で祝儀を渡す人もいます。披露宴当日まで、新郎新婦に会うことができず、やむを得ず当日受付に預けるということもあるのでしょうが、親しい間柄なら、大安吉日を選んで祝儀を手渡ししてみましょう。特別な計らいに、祝福の気持ちも、祝儀の重みもグッと伝わるはずです。
<祝儀袋はプロの書いてもらうのがベター>
祝儀袋は、祝儀の金額と釣り合うようなものを選びますが、表書きの有り様で格調高くなることもあれば、その反対もあります。気になる人は筆耕というプロに書いてもらうことをおすすめします。お店によっては、祝儀袋を買えば無料で書いてくれるところもあります。祝儀袋の表書きは、一目でプロが書いたものか素人が書いたものかわかります。人生の節目の祝儀なので、そこは格長高く演出してもいいのではないでしょうか。