F&Aレポート
F&Aレポート 2015年6月30日号 Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.
座り方に表れる無意識とホンネ
非言語コミュニケーション(態度、表情、しぐさなどの言語以外のコミュニケーション)は、「嘘がつけない」と言われています。口では「Yes」と言っていても、ホンネは「No」という場合もあるもの。相手の動きをよく観察してみましょう。
1.男性が足を開いて座っている場合
「威嚇」「自信」の表れです。椅子に腰掛けて足(膝)を大きく開いて座っている場合は、パーソナルスペースを広くして、自分を大きく見せようとしているのです。逆に、男性が足を小さく閉じて座っているのは、自信のなさの表れです。パーソナルスペースを小さくして、自分の存在を小さく見せているのです。
2.腰、膝、つま先が自分の方に向いている場合
好意があれば、無意識のうちに腰、膝、つま先は、自分の方に向けられる傾向があります。たとえば、顔が右の人に向いていても、足元が左の人に向いていれば、意識(好意)は左の人にあるといっていいでしょう。また、下半身の距離は二人の親密度を表します。上半身が離れていても、足もとの向きや、下半身の距離で二人の関係の深さがわかります。
3.足の組み方いろいろ
腕を組む行為が「拒絶」の表れであると同様に、足を強く組むのも、緊張や現状を拒否したいという心理が表れています。足の組み方がゆるいときはリラックスしている証拠です。何度も足を組み替えるのは、「落ち着かない」「現状打破したい」という気持ちの表れです。貧乏揺すりは、イライラしているだけでなく、半面、物事に集中しているときにもおきます。上半身よりも下半身の方が、脳から遠くにあるぶん、無意識の心理が表れやすいといわれています。自他ともに、非言語コミュニケーションに注意していい人間関係を築きたいものです。