F&Aレポート
「マナーの心・技・体」中学生のマナー 2
1.「心の筋肉」を鍛えよう
マナーの実践は「心技体」です。なぜなら、"心"で感じたことを、"行動"で表すために、"技"が必要だからです。思いやりの"心"を持っていても、"行動"に表さなければ、相手には伝わりません。そして"行動"に表すには、ルールを知ること、手順を知ることなどの"技術"が必要です。
マナーは"心"から始まるのです。だから、体の筋肉と同じように、"心の筋肉"を鍛えましょう。自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちも考えてみる。周囲の状況も考えてみる。そこで、自分も周囲の人も気持ちよく過ごせるにはどうしたらいいかと判断すること。その繰り返しが、"心の筋肉"を鍛えるトレーニングになります。"心の筋肉"は、子どものうちからでも、少しずつ鍛えていくことができます。
2.「制服」はきちんと着るもの
「オシャレ」と「身だしなみ」は違います。「オシャレ」は、自分の好き嫌いやセンスで装うものですが、「身だしなみ」は他人が見て不快感がないように装うものです。基準となる「目」が、まったく逆なのです。「オシャレ」は自分の目。「身だしなみ」は他人の目が基準です。制服は、「オシャレ」ではなく「身だしなみ」を整えるものです。そこには、自分の好き嫌いは通用しません。勝手にスカート丈を短くしたり、ボタンを外したり、ズボンを下げて履くのは決してかっこいいものではありません。制服を着崩して誰にも迷惑をかけていないなんてことはありません。「不快感」を他人に与えているのですから。
3.野球もサッカーもルールがあるから自由にプレーができる
野球やサッカーにもルールがあります。ルールがあるからスポーツとして成り立つのです。みんなが好き勝手なことをしていてはゲームになりません。ルールを知っていれば、その中で自由にプレーできます。
マナーも同じです。社会のルールを知っていれば、その中で自分の個性を発揮して自由にプレーができるのです。